
チャイクレと暮らしているオーナーさんなら必ず見たことがあるはずです。
愛犬の毛穴からニョキっと顔を出す、角栓のようなあの
黒い物体を。
さてさて、この
黒ニョッキの正体とは一体何なのでしょうか。
チャイクレ(チャイニーズクレステッドドッグ)はまだまだ珍しい犬種。
だからでしょうか。
獣医さんでもチャイクレの体の黒いボツボツを正しく説明できないことが多いようです。
龍馬と暮らしだしてすぐの頃のこと。
この黒ニョッキの正体を突き止めたいと獣医さんに聞いたことがあります。
その回答は「毛穴に詰まったヨゴレではないか」とのこと。
あくまで推測の域だと言われた後、薬用シャンプーを勧められた記憶があります。
その時の獣医さんに言いたい。
間違った説明をしちゃイケマセン!
知らないなら知らないって言わなきゃダメです!
推測の域で薬用シャンプーを勧められるのは困ります!
(1)ニョッキの正体は「毛根」and「脂肪の塊」チャイクレの体に現れるぶつぶつは、本来毛が生えるべき
毛穴に見られます。
このぶつぶつ、
黒いもののほかに
白いものもあれば
茶色いものもあります。
一般に、白っぽいものは
脂肪の塊だと言われています。
一方、黒っぽいものは
被毛になれなかったもの、毛根のようなものだと言われています。
ボツボツ(ぶつぶつ)の色は被毛の色によっても若干違うようです。
ちなみに、黒ニョッキは毛穴から顔を出していることが多く、簡単に指で押しだせます。
皮膚を傷つけなければ、これを押し出して
遊んでも、全く問題ありません♪
(2)チャイクレの体にオイルを塗るべからず!チャイクレは被毛がない(少ない)ため、体から汗(脂)を出し、皮脂で皮膚を守ろうとします。
そのため、他犬種に比べ
皮膚が脂っぽく脂肪の塊やニキビができやすいと言えます。
ところが、一般的な飼育マニュアル情報などを見るととんでもない記述が!
「乾燥に気を付けろ」だの、「ベビーオイルを体に塗れだの」と書かれています。
実際にチャイクレと暮らすオーナーとして言っておきます。
皮膚が露呈しているチャイクレの皮膚は非常に繊細で乾燥しやすいのは確か。
でも、良く分からない保湿剤やベビーオイルを塗り込むのはナンセンス。
毛穴がふさがれニキビが増えるなど、皮膚トラブルを助長するだけです。保湿剤をあれこれ塗るより、皮膚を清潔に保つほうがよっぽど効果的です。
ベビーオイルを塗りたくられたチャイクレなんて、気の毒でしかありません。
(3)時に大きく成長しちゃうニキビ君毛になるべきだった毛根(黒ニョッキ)部分に、たまたまニキビが出来ることがあります。
すると、とんでもない事態が起こります。
脂肪の塊(白ニョッキ)がその毛根(黒ニョッキ)を巻き込んでスクスクと成長。
あっという間に、
立派なデカニキビに成長してしまいます。
龍馬もコレで何度も病院に通っています。
今までで一番育ったニキビは高さ5mm、直径1cmほどのもの。
これが出来た時はさすがに切開しかないかもしれないと思ったほどです。
(結局、ニキビを潰して皮膚を清潔に保つことで治りました)
小さいものなら慣れてくれば自分でも潰せます。
でも、雑菌が入って化膿する可能性もありますので細心の注意が必要。
不安がある場合は、自己判断で潰すより獣医師に相談したほうが無難です。
チャイクレのニキビを完全予防することは、犬種の特性上、正直難しいかもしれません。
けれど、食生活を改善するなど、対策や方法がないわけではありません。
過剰な皮脂分泌が原因でニキビが出来る場合は、
肌が乾燥していることを疑って。
保湿効果のある無添加ローションなどを使って皮膚に潤いを与えてください。
乾燥気味なのにブツブツがいっぱいできるようなら、
腸内環境の改善を。
食事療法でニキビなどのできものの出現率はぐっと低くなります。
(4)ニキビ予防は清潔がイチバン?!ニキビ予防のために「清潔に保つ=洗う」のが良いように思われがちです。
でも、そうとばかりは言えません。
皮膚を清潔に保つことは確かに大切です。
けれど、
洗いすぎは乾燥を助長し、皮脂分泌を過剰にしてしまう可能性があります。
特に
薬用シャンプーで頻繁に洗うなどもってのほかです。
そんなことをしたら、皮膚に余計な負担をかけてしまいます。
皮膚を清潔に保つ方法は、何もシャンプーだけではありません。
水洗いだけでも、体を軽く拭くだけでも実は十分効果があります。ニキビが出やすいのは、皮脂分泌が活発な場所。
首の後ろ側や背骨に沿ったライン、太もも付近、股あたりです。
比較的ケアしやすい場所ですので、こまめにお手入れをしてあげてください。
その際、
保湿効果のある無添加スプレーを使うとケアが簡単に行えます。
(最近は汚れを落としながら保湿もできる優秀なブラッシングスプレーもあります)
(5)薬用シャンプーで皮膚トラブルが酷くなる?!動物病院に行くと皮膚トラブルのあるコは大抵「薬用シャンプー」を勧められます。
けれど、私は
薬用シャンプーで効果を実感したことは一度たりともありません。むしろ
皮膚トラブルが悪化、愛犬の肌に負担をかけているだけのように感じます。
薬用シャンプーは
合成シャンプーの成分に化学薬品が配合されたものが多いそうです。
では、合成シャンプーは何で出来ているのでしょう?
殆どが
石油系界面活性剤や合成化合物、アルコール、酸類などからできています。
だとすれば、薬用だろうがなんだろうが、体に良いはずがありません。
「超低刺激」「犬の皮膚に優しい」などのうたい文句は、実は全く根拠がないのです。薬用シャンプーを使うと、皮膚の弱い私の手はカサカサになります。
龍馬の肌も一時的には良く見えても肌荒れが酷くなります。
それだけ
強い刺激成分が含まれているということです。
犬の皮膚は人間の3分の1程度の薄さ。
人間より皮膚が薄く繊細な犬の体に、人間ですら刺激を感じるシャンプーを使う。
そんなことをすれば、刺激が強すぎて炎症を悪化させるのは当たり前です。
それなのに何故薬用シャンプーばかりを勧めるのか、正直解せません。
もちろん、薬用シャンプーでも大変効果的なものもあるかもしれません。
けれど、
ベースが合成シャンプーなのならお勧めできません。
(6)ゴシゴシ洗いは皮膚トラブルの元!黒ニョッキや白ニョッキなどのぶつぶつが気になるからと言ってゴシゴシ洗うのはNG。
ゴシゴシ洗ったからと言って、ブツブツが減るわけではありません。
むしろ、
ゴシゴシ洗えば洗うほど犬の皮膚は傷つき、バリア効果を失っていきます。また、必要な皮脂まで洗い流してしまった結果、過剰な皮脂分泌を引き起こすことも。
スキンバリアが壊れた皮膚は外的刺激をモロに受け、皮膚トラブルを助長します。
皮膚に優しく洗浄効果が高いシャンプーなら優
しくマッサージするだけで十分です。
マイクロバブルのシャワーヘッドなどを併用すると、より一層効果的です。
(7)どうにもならい事態になる前に・・・・dog-clinic.com犬のアレルギー疾患の名医が管理するサイトです。
様々な皮膚トラブルに関する情報がありますので、興味のあるかたは是非。
友人の愛犬が酷いアレルギーで、どこの病院にいっても改善がなく、インターフェロンてんこ盛りの生活でしたが、ココの先生の診察を受けインターフェロンともバイバイ、皮膚の赤みやかゆみなどがみるみる改善しました!
(8)手軽にトライ!オススメ皮膚ケアアイテム病院を受診するまでではないけれど、皮膚トラブルが気になる。
そんな方にオススメなのが、以下2点。
いずれも保湿効果があるのにベタつかず、安心・安全な商品です。
2点とも私自身が愛犬・龍馬の日々のケアで使っているアイテムです。
■ニャンでもワン
安全性:★★★★★
使用感:★★★★☆
保湿感:★★★☆☆
応用性:★★★★★皮膚トラブルだけでなく、様々な効果が期待できるスグレモノです。
飲んでも大丈夫という商品ではなく
飲用効果がある商品で、安全性はピカイチ。
フードや水に混ぜて与えると腸内環境の正常化にも役立つのだとか。
目や口にも使えますので、臆することなくガンガン使えます。
水ベースの商品なので、劇的な効果が期待できるとは言えません。
けれど、安心安全に徐々に効果を実感できる商品です。
顔バリの後にこのスプレーをシュッとひと吹きで、バリカンまけも軽減します!メーカー・購入:株式会社PoPiPePa■Pet-Cool/シルク&コラーゲン

安全性:★★★★☆
使用感:★★★★☆
保湿感:★★★★☆
応用性:★★☆☆☆体を清潔に保ちつつ保湿をするという目的に特化している商品。
保湿効果を狙って開発されたものなので、ヘアレス犬にはとっても有難い一品。
こちらも水ベースなので、飲んでも目に入っても大丈夫。
でも飲用効果はありません。
同シリーズの「ボディーケア」と併用することで
相乗効果を発揮します。
メーカー・購入:株式会社BellWoods
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| | 2013/01/07 09:26 | |